2010年8月5日木曜日

オルセー美術館展とマン・レイ展

夏休みシーズンに入る前に見なくてはと思っていたのに、結局今日になってしまったオルセー美術館展。
今日の東京の予想最高気温は35度。ひょっとして、一番暑い時間帯なら少しはすいてるかも?という期待を胸に行くと、午後1時半、30分待ち。うーん、これはマシなほうと思うべきか・・・・。

今回のオルセー展は言うまでもなく、パリの本家が改装中だからこそ実現した空前絶後のラインアップ。しかし予想通りの混雑に、私の頭はいつもの「下見モード」になってしまいました。

日本で開催される話題の企画展では、人混み疲れしてしまい、アート鑑賞モードになかなか入れません。そんな時は次回の旅の下見と割り切り、「この展示が終わったら、パリのオルセーに行ってじっくり鑑賞しよう」と、思うことにしています。本家に行っても、同じラインナップが常にすべて展示されているとは限りませんが、鑑賞環境は格段に良くなりますから。

それにしても、いつも感心するのは、常にすべての絵を最前列で見るまで並んで待ち、且つ、音声ガイドを忠実に聞きながら鑑賞する人たち。私はあの混雑の中、あんなに満遍なく忍耐強く鑑賞できません。

さて、オルセー展の出口のショップは素通りし、同じ国立新美術館内で開催中のマン・レイ展へ。

こちらは快適にじっくり鑑賞できました。マン・レイの作品をまとめて見る機会は最近なかったので、改めて彼の優れた美的センス、作品の幅に興味を惹かれる展示でした。意外にも大規模な展示で、オルセー展が115点なのに対し、マン・レイ展は400点。見応え十分です。デザイン性のある作品はショップのグッズもぴったりで、展示の延長で見て楽しめます。

でも、やっぱりオルセー美術館展は見ておいたほうがいいと思うので、まだの方は混雑覚悟でお早めに。
どうせ行くなら、マン・レイ展も是非。