2012年12月7日金曜日

雪のオルリーにて

ヨーロッパ各地の例に漏れず、パリも今朝は雪。早朝にホテルを出て、ニースからパリまでは何とか辿り着いたものの、そこからのフライトがキャンセルに。仕方なく、Paulが何軒も並ぶオルリー空港内で半日を過ごした。もう日差しが出てきているのが、嬉しいような、悔しいような。

昨日まで、毎年恒例のILTM(International Luxury Travel Market)に参加するためカンヌにいた。南仏のカンヌが例年になく寒かったのは寒波の影響に違いない。日中でさえ東京並みの寒さだった。明るい太陽とダジュールブルーと呼ばれる海の色が暖かな気分にさせてくれたけど、少し外にいれば、気分だけだと気づく。

ニースからスペインのバスク地方へは直行便がなく、三角形の二辺を通るような形でパリ経由のビアリッツ行きを予約していた。ほとんど所要時間が変わらないリヨン経由にしていればここで足止めを食うこともなかったのかもしれないが、ま、何があるかわからない。

そう思っていたところでインターネットを見たら、日本の地震のニュース。東京でもかなり揺れたらしい。自分も東京にいたら昨年の地震を思い出して緊張しただろうか。もし、地震を経験したことがない外国人旅行者の立場だったら、などと考える。

自然によって旅の予定が変更になるのは間々あること。災害や身の危険がない程度のハプニングは、むしろ楽しむくらいがいい。

遅れた分、私も今夜はサンセバスチャンで夜更かししよう。