2013年12月5日木曜日

カンヌの旅の神様?

カンヌの空はいつも晴れて、海は青い。誰でも、クルーザーで海を旅してみたい気持ちになっても不思議はない。

クロワゼット通りからちょっと入ったところにある教会。カンヌに来るたびに何度も通り過ぎていたけれど、気に留めたことはなかった。それが昨日、壁に書かれた名前を見て思わず立ち止まった。

「Notre-dame de Bon Voyage」(良い旅のノートルダム教会)。

なんと、ここには旅の神様がいる?

気になったので調べてみると、この教会はかつて「海辺の教会」と呼ばれ、その後19世紀に「安全な航海の教会」と名前を変えた。そして1815年、エルバ島から脱出したナポレオンがフランス領に辿り着き、最初の一夜を過ごしたのがこの教会なのだとか。それを示す碑が教会の外壁にある。

その後、カンヌの町の拡大に伴い教会は建て直され、1879年に旅の神の加護を受けた教会として現在の名前で再開されたそう。

カンヌに行ったら必ずお参りしよう。