2014年12月14日日曜日

リニューアルオープンしたピカソ美術館

パリのピカソ美術館。5年間の大規模な改修を経て、この10月25日にリニューアルオープン。10月25日はピカソの誕生日だそう。

待ちに待ったオープンから1か月以上が過ぎても、入場待ちの長い列ができていた。(チケットは事前予約したほうがベター。)

世界のピカソ美術館の中でここは最も所蔵作品数が多く、その数5000点。展示スペースが拡張され、5フロアに渡ってピカソの作品群と、彼の個人コレクションが展示されている。ピカソの作品は時系列で展示されている。手渡されるブックレットを見ながら鑑賞すると、各時代の特徴や背景が一層理解しやすい。

パッと見て誰もがピカソと認識する作品から、これもピカソなの?と思うような作品まで、次から次へと目に入ってくる。今さらここで述べることでもないが、10代の頃にすでに発揮していた才能や、一生を通しての幅広い作風に改めて驚愕する。そしてその色の豊富さに、心が躍る。

3階に展示されたピカソが保有していたコレクションも必見。セザンヌ、ゴーギャン、マティス、ルソー、ジャコメッティなどの名作が並ぶ。




あまりの作品の多さに、見終わる頃は軽い疲労感を覚えるくらいだった。「ピカソのルーブル」という感じ。充実感はこの上ない。

マレ地区にあるこの美術館の周りには、素敵なブティックやカフェだけでなく、面白いアートギャラリーも多い。是非、半日はかけて行きたい。