2016年6月11日土曜日

北欧デザインとアートの旅 ③デザイン・ミュージアム

コペンハーゲンにはインテリアやデザイン雑貨のショップがたくさんあり、また、空港やレストランなどの公共スペースでも、洗練された椅子や家具を目にすることが多い。

そんな北欧デザインが集まったデザイン・ミュージアムへ。


ここはもちろん北欧のデザインが中心だが、世界のデザインも展示している。建物の前にあるのは、BMWとスイスのデザイナー、アルフレド・ハベリが組んだ「Spheres」という企画展示。

中に入ると、椅子、椅子、椅子。


有名なパントンチェア。いかにも北欧らしい色。


更に、椅子、椅子、椅子。


椅子ミュージアムと言っても言い過ぎではないくらいの、椅子の比重の高さ。

北欧デザインは必要から生まれたものだと聞いた。北欧の冬は長く、太陽の光も少なく、家の中で過ごす時間が長い。自宅で快適に過ごせることがとても大切だから、家具のデザインにも人一倍こだわる。だから長時間座っていたくなる椅子を追究するのも、理解できる。


日本のデザインもまた、北欧のデザインに影響を与え、また影響を受けてきた。このミュージアムは日本のデザインのコレクションは比較的厚く、常設で展示している。海外に行ってこういうものを目にし、その良さを再発見することが時々ある。

椅子を見に行くのも、北欧の中の和のエッセンスを探しに行くのも、面白い。