シンガポールのマリーナベイ・サンズにあるArtScience Museum。ひときわ目を引くハスの花の形をした建物が、本物の蓮の池に囲まれている。外から見るとどんな構造になっているのか想像がつかないが、中に入ると意外と展示スペースは広い。
例えは極めて古いが、昔の遊園地で「ビックリハウス」というアトラクションがあった。小さな家の中の椅子に座ると周りの壁が上下にぐるぐる回転し、自分が家の中で回っているような感覚になるという、今考えると笑っちゃうくらいアナログな仕掛けだが、子供にとっては楽しかった。それが進化を遂げた、21世紀のデジタル版だと思った。それも子供だけではなく、大人も楽しめる映像美があるところが、最大の進化。
続く「タウン」と「パーク」は、家族連れで楽しめるコーナー。自分で描いた絵をスキャナーにかけると大きなスクリーンに出てきたり(これはホノルル・ビエンナーレにもあった)、子供が自ら参加してアートとデジタルに興味を持てるようになっている。
カラフルで大きなボールは、いつも色を変えながら光っていて、床にあるボールを手で押して転がすと「ころころ」と声を出して歌う。それも日本語で!(これは、日本人としては是非試して頂きたい。)
ここで見るべきは、2016年3月から常設展示されている、チームラボの「FUTURE WORLD Where Art Meets Science」。
チームラボの作品は最近、東京の森美術館の「宇宙と芸術展」でも、ハワイのホノルル・ビエンナーレでも見る機会があったが、ここは広いスペースを「ネイチャー」、「タウン」、「パーク」、「スペース」の4コーナーに分けての集大成的な展示。
「ネイチャー」コーナーの最初の暗室に入ると、扉が閉められ、壁、床、天井全面を使って映像が投影される。映像は目まぐるしく回り、重力を忘れ、その空間を自分が飛び回っているような感覚になる。
例えは極めて古いが、昔の遊園地で「ビックリハウス」というアトラクションがあった。小さな家の中の椅子に座ると周りの壁が上下にぐるぐる回転し、自分が家の中で回っているような感覚になるという、今考えると笑っちゃうくらいアナログな仕掛けだが、子供にとっては楽しかった。それが進化を遂げた、21世紀のデジタル版だと思った。それも子供だけではなく、大人も楽しめる映像美があるところが、最大の進化。
続く「タウン」と「パーク」は、家族連れで楽しめるコーナー。自分で描いた絵をスキャナーにかけると大きなスクリーンに出てきたり(これはホノルル・ビエンナーレにもあった)、子供が自ら参加してアートとデジタルに興味を持てるようになっている。
カラフルで大きなボールは、いつも色を変えながら光っていて、床にあるボールを手で押して転がすと「ころころ」と声を出して歌う。それも日本語で!(これは、日本人としては是非試して頂きたい。)
そして最後のコーナー「スペース」の作品は「クリスタル・ユニヴァース」。タイトルの通り、光輝くクリスタルの空間を歩く、ファンタジックな体験。
大人も遊べるデジタルアート遊園地のような楽しい展示だった。