2011年9月28日水曜日

ブドウ収穫

今年もワイン造りの季節です!
(正確には、ブドウ栽培はもっと前から始まってるわけですが。)

先週末、長野県のワイナリーでブドウ収穫を手伝わせていただきました。
去年に続いて2度目ですが、同じ畑の同じ品種のブドウでも、手のかけ方によって出来が随分違います。去年不作だった分、今年はかなり手をかけたという醸造家の方の話にたがわず、今年のソーヴィニヨン・ブランは丸々として、ぎっしり詰まった重みのある実でした。土壌に1年かけて有機肥料が浸透してきたことも影響しているようです。

ブドウも生き物。作った人の心を映しながら成長するものだと思います。
ワインがシンプルであればあるほど、作り手の「人となり」が味にも反映されるでしょう。

せっかく立派に育った実を傷つけたりしないよう、作業も慎重になりました。

そして、去年収穫を手伝ったソーヴィニヨン・ブランの2010年のワインを買って帰りました。
ほんの少しでもこのワイン造りに関与できたという思いで愛着もひとしお。
もったいなくてなかなか飲めないかも。

2011年9月16日金曜日

摂氏35度の京都にて

初秋の京を期待していたのに、フタを開けたら晩夏はおろか、猛暑だった今週の京都。
水曜日の最高気温は35.2度。「全国で3番目の暑さでした。」
ああ、東京にいたほうが涼しかったかも・・・

でも、京都は行くたびに新発見や、「見てよかった!」と思うものに出会える土地です。
今回見た中で良かったもの:

1. 下鴨神社の本殿 特別公開(2011年9月30日まで)

あ、今までは本殿見てなかったのね、と気付かされた特別公開。
ガラス越しですが、ともに国宝の東殿、西殿の二つの本殿を見られる貴重な機会です。
美しい桧皮葺の建物に、狛犬の鮮やかな青がちょっと意外で、印象的。


2. 京都文化博物館 「帰ってきた江戸絵画」展(2011年10月16日まで)

世界には、よく個人でこんなにすごいもの集めましたねと感心するアートコレクターが存在しますが、ニューオーリーンズのギッター氏も間違いなくその一人。今回の展示は若冲から始まり琳派、池大雅、与謝蕪村などなど、禅画、水墨画から浮世絵まで江戸時代を代表する絵画100点以上。
1ドル360円の時代だったとしても、すごい。

この展示は昨年から国内を巡回してきましたが、今回の会場の京都文化博物館は7月9日にリニューアルオープンしたばかり。コンテンポラリー美術館のような建物、150インチの大画面絵巻など、現代的な趣向で京の歴史を紹介するスポットで、これも一見の価値あり。


他にもいろいろ、炎天下でも満足度は高かった京都。
でも次はもう少し涼しくなってから行こう。