タイでの騒動がひと段落した後も、なんとなくタイ行きをためらっている人は多いかもしれません。でもタイのビーチでは、これまでとはちょっと違うコンセプトのラグジュアリーリゾートが次々に誕生しており、見逃せない感じがしています。
そのうちの一つが、サムイ島チャウエンビーチの「The Library」。オープンは約4年前ですが、その雰囲気は今でも他のホテルと一線を画しています。他のホテルでよく見られる尖った屋根のタイ風建築ではなく、The Libraryの建物は白を基調とした直線的でシンプルなデザイン。
ここのオーナー兼創業者はサムイ島ローカル。外資系のホテルチェーンが席巻していたサムイ島において、地元のヤングジェネレーションを代表して、これまでとは違うリゾートを作ろうと思い立ったそう。
「幸せは複雑なものじゃない」という理念のもと、ゲストが本を読みながらゆっくり滞在を楽しめるリゾートを理想形としています。
26室の客室は広さが67㎡からで、天井高も3m以上。全室にiMacのPCが備わり、インターネット無料。持参した本を読み終わってしまっても、3000冊の蔵書を誇るライブラリーもあるので、心配無用です。
もう一つユニークなのは、赤いインフィニティプール。プールは青、と相場が決まってますが、それを裏切ってくれる斬新さ。
ミニマムな外見と、快適なアメニティ、そしてパーソナライズドサービス。
一日読書に没頭するのも、贅沢な旅の時間です。