シンガポールのセントーサ島にあるCapella Singaporeに滞在してきました。
ファミリーターゲットのアトラクションが多いセントーサ島において、大人の静かな滞在に最適なリゾート。
そのハード、ソフト両面での質の高さにはちょっとした感銘を受けました。
「上質なリゾート」のクライテリアはいくつもありますが、今回特に印象に残ったいくつかのポイントを。
1.スタッフの真摯なサービス
Capella HotelsのCEO、Horst Schulze 氏の言葉:
"Elegance without warmth is arrogance."(温かみのないエレガンスは傲慢である)
サービスの真髄をこれほど言い得た言葉を他で目にしたことはありません。
サービスが真摯な思いやりに裏打ちされているかどうかは、お客が「感じる」ことでしか判断できませんが、私はスタッフの笑顔、挨拶、会話、目配り、時間をかけた丁寧なそうじ等々から、Schulze氏の精神が反映されていると感じました。
日中、プールで泳いでしばらくした頃に、冷えたEvianのスプレーボトルを持ってきてくれた絶妙なタイミングにも敬服。
2.美しい空間
美術館のようなパブリックスペース。
建物の光、水、木、石などの要素の中で、コンテンポラリーアート作品の数々の魅力が最大限に引き出されるよう配置されています。
下手な美術館は見習ってほしいくらいです。
3.美味しいレストラン
メインダイニング"Cassia"の中華は絶品です。
haute cuisineという表現がぴったりの美しいチャイニーズ。プレゼンテーション、素材、味、すべてに感心。
正直、東京に住んでいると、海外でびっくりするような美味しい店に出会うことって、実はほとんどないんですが、今回は例外。びっくりしました。
4.オーガニックのアメニティ
ちょっとしたことですが、オーガニックのシャンプーやローションを置いているホテルは少数派です。
ここはイギリスのABAHNAのものを使っています。
「言われなきゃタオルは交換しません」と言ってるだけがエコではありません。
下水に流れていく成分も気にするのが更に立派なエコです。
それに、水の節約も勿論大事だけど、人体に与える影響もちょっとは気にしてよね、と思うようなシャンプーを置いてるホテルとかも、ありますから。
他にも心に残った点は色々ありましが、別の機会に。
「また行きたい」と思えるリゾートが増えました。