ついに空にも「豪華客船」の時代がやって来そうです。
英国のSeymourpowell社がデザインした「AIRCRUISE」は、時間とスペースを贅沢に使う、新たなラグジュアリートラベルのコンセプトを提示しています。
水素と太陽エネルギーを使った環境に優しい飛行船が、空の上のホテルです。
韓国のサムソングループが興味を示しており、2015年の実用化も夢ではありません。
最近、海でも世界最大の豪華客船が話題になりました。
定員5400名。ショッピングモールあり、巨大な吹き抜けの公園あり、
ロッククライミングあり、サーフィンができるプールあり、円形劇場あり、シンクロナイズドスイミングのショーあり…
とまあ、話だけ聞くと、船というより、巨大テーマパークがたまたま浮いてるって感じで、
これがわざわざ海の上にある必要があるのか?という問いが一瞬頭をよぎりますが、
クルーズ旅行は移動だけが目的ではなく、旅の行程を楽しむもの。
5000人規模の乗客がいれば、多種多様なエンターテイメントも求められるのです。
一方AIRCRUISEも、旅の行程を楽しむ点では同じですが、さすがにそんな重量のものは空を飛べません。
構造上、空間は広く、重量は軽く、ということが求められるので、結果として、乗客の数は限られ、一人当たりのスペースも広くなります。
初期デザインは4つのデュプレックス、1つのスイート、5つのアパートメントから成る客室と、バーやラウンジなどのパブリックスペースから構成されているそうです。
最大のエンターテイメントは何といっても、空から見る地球上の様々な風景でしょう。
リアルなGoogle Earth?
飛行機のスピードでは実現できない、時間をゆったり使う空のクルーズだからこそできる贅沢。
5年後、新たな旅のスタイルの誕生に期待!