2011年4月28日木曜日

北京のアートフェア

4月21日から北京で開催されたCIGE 2011(China International Gallery Exposition)を見てきました。
コンテンポラリーアートが中心で、北京の大手ギャラリーの大部分が出展しています。
7月に延期されてしまったアートフェア東京の北京版みたいな感じです。

平日だったので会場内は美術学校の学生らしき層が多く、一様に作品の写真を撮りまくっていました。

会場中央の特別展示コーナーには、つい最近、中国人アーティストとしては最高額の1000万ドルで作品が落札されて話題になったジャン・シャオガン、ポリティカルポップのワン・グァンイー、スキンヘッドのマルチプル自画像のファン・リジュンなど、代表的なアーティストの作品が並んでいます。

中国政府がバックについているためか過激な作品はなく、各ギャラリーがフィーチャーする作品も、全体的に「中国っぽさ」を全面に出したものが目につきました。でもそれは見る側も期待している要素でもあり、商業的な狙いも中国アートのパワーの一つ。ツボを押さえてます。楽しく、ポジティブに鑑賞しました。