お台場にオープンしたチームラボの美術館は連日盛況と聞く。
一方、この夏、大阪に「水」の展示ありと聞き、敢えてそちらを見に行った。
堂島リバーフォーラムで開催中の「千住博&チームラボ コラボレーション展『水』」。この2組のアーティストの競演、どんなものになるのか興味があった。
会場に入ると、ダイナミックな波に囲まれる。
リアルな波の映像が、まるで生きているように不規則な動きを繰り返し、壁の鏡面に映って永遠に続く。
そして奥に進んでいくと、あの滝が。天井から下がる布に描かれた白い滝は、周りを激しい波に囲まれ、風で少したなびきながら、滝としての動きも音も中に封じ込めたような、不思議な存在感を持ってそこにあった。
客層は大人中心。皆静かに、その世界を散策している。チームラボお得意のインタラクティブ性や、カラフルな動物たちの姿はないが、それが一層、生き物のような波の躍動感と、対照的な滝の神秘性を際立たせる。
本物の水は一滴も使われていないのに、この上なく水を感じる展示だった。
ひと時の涼を求める大人の夏休みに。
(この展示は2018年9月2日まで開催。)
一方、この夏、大阪に「水」の展示ありと聞き、敢えてそちらを見に行った。
堂島リバーフォーラムで開催中の「千住博&チームラボ コラボレーション展『水』」。この2組のアーティストの競演、どんなものになるのか興味があった。
会場に入ると、ダイナミックな波に囲まれる。
リアルな波の映像が、まるで生きているように不規則な動きを繰り返し、壁の鏡面に映って永遠に続く。
そして奥に進んでいくと、あの滝が。天井から下がる布に描かれた白い滝は、周りを激しい波に囲まれ、風で少したなびきながら、滝としての動きも音も中に封じ込めたような、不思議な存在感を持ってそこにあった。
客層は大人中心。皆静かに、その世界を散策している。チームラボお得意のインタラクティブ性や、カラフルな動物たちの姿はないが、それが一層、生き物のような波の躍動感と、対照的な滝の神秘性を際立たせる。
本物の水は一滴も使われていないのに、この上なく水を感じる展示だった。
ひと時の涼を求める大人の夏休みに。
(この展示は2018年9月2日まで開催。)