銀座のシャネル・ネクサスホールでの「ピエール・セルネ&春画」展のレセプションへ。
大盛況でのお披露目となった今回の展示は、現代フランス人アーティストと、江戸時代の日本の浮世絵師たちの稀有な競演。いずれも性をテーマにしているが、直接的な表現でカラフルな春画と、見る者のイメージに任せるモノクロームのセルネ氏の写真は対照的で、面白いハーモニーを生んでいた。
会場の壁には丸い窓があちこちに開いていて、そこから見える向こう側の作品と鑑賞者たちも展示の一部を成す。
セルネ氏の作品は、言われないと絵かと思ってしまうが、実はスクリーン越しにシルエットを撮影した写真。被写体は、タイトルのカップルの名前だけが手がかり。
浦上蒼穹堂の春画コレクションは、北斎、歌麿、春信など一流の絵師たちのラインアップであることはもちろん、非常に保存状態が良く、とても200年以上経っているとは思えない色鮮やかさ。
レセプションの冒頭で、2月に逝去したカール・ラガーフェルドに黙祷を捧げた。主催者であるシャネルのコラス氏は、この展示はココ・ガブリエル・シャネルもきっと気に入ったはずだと述べた。時代が変わればクリエイターも変わり、文化が変われば表現も変わる。その中で普遍のものもある。それぞれの時代の価値観と美を見出す、興味深い展示だった。
会場の壁には丸い窓があちこちに開いていて、そこから見える向こう側の作品と鑑賞者たちも展示の一部を成す。
セルネ氏の作品は、言われないと絵かと思ってしまうが、実はスクリーン越しにシルエットを撮影した写真。被写体は、タイトルのカップルの名前だけが手がかり。
レセプションの冒頭で、2月に逝去したカール・ラガーフェルドに黙祷を捧げた。主催者であるシャネルのコラス氏は、この展示はココ・ガブリエル・シャネルもきっと気に入ったはずだと述べた。時代が変わればクリエイターも変わり、文化が変われば表現も変わる。その中で普遍のものもある。それぞれの時代の価値観と美を見出す、興味深い展示だった。