2010年9月28日火曜日

ワイナリーの秋

収穫の秋です。

この週末、長野県のワイナリーでブドウの収穫作業に参加しました。
幸いにも天気に恵まれ、快晴の空の下。山の斜面の畑でソーヴィニヨンブランの収穫。
まず房ごと取り、全体を点検して傷んだ粒をひとつひとつハサミで落としてからカゴに入れます。
ここで悪い粒が残ったままだとワインの出来に影響してしまうため、責任重大。
この作業、向き不向きがありそうですが、私は結構はまりました。
風と葉擦れの音と、秋の虫の鳴き声が静かに響き、無心になって作業できる環境だったからかもしれません。トンボが飛び交う様子を見たのも何年かぶりだったし、コオロギがひざに乗ってきたこともありました(びっくりしたけど。)

1日かけて収穫されたソーヴィニヨンブランは、翌朝、機械できれいに枝を取り除かれ(人間が取るよりずっときれいに取れるのに感心)、圧搾され、貴重な果汁がタンクに収められました。

このワイナリーの醸造所は今年できたばかりで、今回が自社で醸造する初めてのワインです。
ワイナリーを訪れ、その土地の風土を体感してから飲むワインは、味わいが一層深まるものです。ましてや今年のワイン造りにほんの少しでも関わらせていただいた体験は、そのワインの味とともに鮮明に記憶に残ることでしょう。

2010年ヴィンテージ、待ち遠しいです。