2011年12月14日水曜日

カンヌで思い出したこと

先週、南仏のカンヌを訪れました。
常に暖かいイメージのあるコートダジュールも、12月ともなると、遠くに見える山は雪をかぶり、朝晩は冷え込みます。
でもやはり太陽はパワフルで、朝日と海を見ながら朝ヨガをしたらエネルギーが湧いてきました。

以前はよく仕事で行っており、今回は10年ぶりの訪問でしたが、街並みはほとんど変わっていません。
Carlton、Majestic、Martinezなどクロワゼット通りに並ぶ5つ星ホテル群は、微妙に系列の名前が変わっていたとしても、威厳ある優雅な佇まいを保っています。

でもカンヌは表通りから外れると人々の生活感があって、海沿いにUFOキャッチャーや射的の屋台が並ぶ様もちょっと俗っぽく、すぐ近くのモナコと比較しても肩の力が抜けた感じがいいのです。

そういえば、やはりクロワゼット通り沿いに、かつてノガ・ヒルトンという妙な名前のヒルトンがありました。

Noga Hiltonって、どう考えてもフランス語じゃないし、だれが発音してもフランス語っぽくならないし、建物も他のホテルのような優雅なヨーロピアン調の建築ではなく、まあ、直線的という以外の表現を思いつかないし・・・

ということで、ノガ・ストリートという通りに面したそのホテルに、私はカンヌのホテルとしては違和感を感じていたのです。通りが別の名前だったら、せめてもう少し素敵な響きの名前になっていたかもね、と思いつつ。

今回行ってみると、そこはJW Marriottに変わっていました。建物はそのままに。
そしてノガ・ストリートだった通りの名前も、まったく違う名前になってる・・・

ってことは、ノガ・ヒルトンがあったから、ノガ・ストリートだったの?

ノガって何だったんだろ?