今年もArt Fair Tokyoが開幕。
毎年恒例のイベントももう10回目を迎え、広く一般に定着した感があり、また出展者側も一部コアファン向けではなく、幅広い層を意識した展示にシフトしているような気がした。一言でいうと、「買いたいアート」が増えているし、皆、買いに来ている。これは景気回復から来る消費者側の意欲だけでなく、家に飾ることをイメージしやすいアートや、全体的にポジティブな気を持つ作品が増えてきているのかもしれない。
また、世間一般の話題とも呼応し、北陸新幹線の開業で沸く金沢、富山からの新規出展も注目を集めていた。
中央通路では、FENDIが日本人アーティストとのコラボレーションで作成したバッグを展示。小さいコーナーながら存在感を出していた。こういうブランドとアートのコラボレーションももっとアートフェアの場で見せてくれると楽しい。
見ごたえがあったアートフェア東京2015。日本のアートは面白い!