2023年10月6日金曜日

ドバイフレーム

街中にそびえたつ黄金の額縁。未来的な高層ビルが並ぶドバイで「Museum of the Future」と同様に独自路線を行くその建物は「ドバイフレーム(Dubai Frame)」。


高さ150m、幅95m。巨大過ぎるし、周りとの調和など全くないマイペースさは、シュール過ぎて笑ってしまう。

2018年にオープンしたドバイフレームは、二本の垂直なタワーを水平なブリッジでつなぐ構造になっている。なんでも世界で最も高い額縁型建造物としてギネスにも認定されている(そりゃそうでしょうよ。他にもあるの?)

でも、ただ奇をてらっただけではなく、その形にはちゃんとした目的がある。額縁の3辺を使ってドバイの過去、現在、そして未来を見せるアトラクションなのだ。

見学は片方のタワーの低層部にある「オールド・ドバイ・ギャラリー」からスタート。漁村だった頃の様子や、当時の人々の暮らしや、市場の店の様子などが紹介されている。


そのタワーをエレベーターで上辺部分のスカイデッキへ一気に上がる。ガラス張りのエレベーターから見える景色に、ドバイって意外と緑が多いのねと思いながら。


高さ150mのスカイデッキは展望デッキとしては高くはないが、両サイドで対照的なドバイの「今」が見られるのがポイント。片側は開発が進み超高層ビルが建ち並ぶ風景。反対側は低層の建物が遠くまで規則正しく並んだオールドタウン。



もう一つの売りは一部がガラス張りになった床。額縁の下辺を見下ろせる。かなり強そうなガラスなので心配はないと思う…。


展望デッキを堪能した後は、上がってきたのとは反対側のエレベーターでまた一気に下り、最後は「フューチャー・ドバイ・ギャラリー」へ。ドバイの50年後くらい?の未来のイメージを没入型の映像と音声で体験する。これは臨場感があって楽しい!


ということで、ドバイフレームは見た目より中身がずっと真面目だった。外から写真を撮るだけでなく、是非入場してみると、知らなかったドバイの一面が見られると思う。