畑でもぎたてのトウモロコシを生で食べたこと、ありますか?
先週末、マレーシアのオーガニックリゾート「The Chateau」を訪問。3年前のオープニングの時はビニールハウス一つ分しかなかったオーガニックファームは、今や立派な大農園に。リゾートの野菜や果物類はここから調達される。
スタッフの方がセージ、ローズマリー、タイム、レモングラス、パセリなど、フレッシュなハーブを摘んで渡してくれた。香りがいいのはもちろん、その色や形の美しさにも感心する。
そのままサラダになりそうな生き生きしたレタスも、農薬を使っていないので、摘んで食べても安全。
ただ、農薬を使わないということは、害虫も発生しやすいということ。作物がいっぺんにだめになるリスクもある。スタッフは広い敷地の作物を一つ一つチェックして、手作業で虫を排除する。大変な仕事だと思う。
そうやって大切に育てられたトウモロコシを、スタッフはその場でもいで、皮をむいて手渡してくれた。ほんとに生で食べておいしいの?と半信半疑でかじってみると、その甘さに驚愕!新鮮な実の甘みと水分が口に広がる。
この味を知っている人にとって、美味しいトウモロコシは生で食べるのが当たり前で、蒸したり焼いたりするのは甘くないトウモロコシだけだそう。これまでの人生で私は、トウモロコシに対してもったいないことをしてきたのか、それともだまされてきたのか?
食はその人を作るという。ピュアなものを食べないと。