彼の個人美術館は、観光の中心地から少し離れた、市場や人々の生活があるCruz del Molinillo地区にある。元は修道院だった建物を改装し、2014年5月にオープンした。
1941年生まれのランド氏は新表現主義の代表的アーティスト。20歳でドイツに渡り、約20年間を過ごしたため、ドイツの哲学と表現主義に強い影響を受けている。時には鮮やかな、時には暗い色彩をぶつけるように描いた抽象画や人物画が多い。
この時はランド氏の作品と、スペインのナヴァラ州出身のアーティストCarlos Ciriza氏の彫刻を共同展示していた。
美術館では作品の展示以外に、エデュケーションプログラム、コンサート、トーク、上映会などの文化活動にも力を入れる。ここにあるアトリエで、ランド氏が実際に制作していることも時々あるそう。
せっかくマラガまで行ったら、ピカソ以外のマラガ生まれのアーティストを一人くらい知ってから帰りたい。