2025年6月22日日曜日

Summit One Vanderbilt

ニューヨークにはこの10年ほどで新しい展望台が増えた。ニューヨークで最も髙い100階以上からの眺めを誇る「One World Observatory」、西半球で最も高い屋外展望台の「Edge」、ロックフェラーセンター最上階の屋内外展望台「The Top of the Rock」、そして視覚効果を楽しませる「Summit One Vanderbilt(サミット・ワン・ヴァンダービルト)」がある。

今回はSummit One Vanderbiltに行ってみた。グランドセントラル駅の隣のビル One Vanderbiltの91階から93階にある。床が鏡になっているためパンツとサングラスの着用が推奨されている。鏡面を傷つけないよう入口で靴カバーも渡される。

ものすごく高速なエレベーターであっという間に91階へ。

え、ずっと下まで透けてる?


そうではなく床も天井も鏡。上にも下にも限りなく鏡の世界が続く。それがわかっていても高所から見下ろすようなちょっとスリリングな感覚。



Summit One Vanderbiltはアート要素もセールスポイントの一つ。草間彌生のオブジェが展示されている(売店で同じ形の栓抜きを売っていた。)


次の部屋はシルバーの風船で満たされていて、大人も子供も風で舞い上がる風船を打ち返したりして遊ぶ。


さて、肝心の眺めはというと、もちろん素晴らしい!マンハッタンとその先を一望できる。初めて行く土地でもそうでなくても、一度は高いところから俯瞰で見ると全体像がよくわかる。



92階に上がると鏡面効果が倍増し、ますますきらめく世界。


93階はオープンテラスで日差しと風を受けながら景色やドリンクを楽しめる。もちろん高いガラスの壁があるので安心。


楽しい展望台だった。もっとスリルを求める人は、追加料金でガラスボトムのエレベーターに乗る体験もできる。

展望台も眺め以外の要素で独自性を競う昨今。でも後で最も心に残るのは、晴れた空の下に拡がるニューヨークの風景だと思う。