2010年9月28日火曜日

ワイナリーの秋

収穫の秋です。

この週末、長野県のワイナリーでブドウの収穫作業に参加しました。
幸いにも天気に恵まれ、快晴の空の下。山の斜面の畑でソーヴィニヨンブランの収穫。
まず房ごと取り、全体を点検して傷んだ粒をひとつひとつハサミで落としてからカゴに入れます。
ここで悪い粒が残ったままだとワインの出来に影響してしまうため、責任重大。
この作業、向き不向きがありそうですが、私は結構はまりました。
風と葉擦れの音と、秋の虫の鳴き声が静かに響き、無心になって作業できる環境だったからかもしれません。トンボが飛び交う様子を見たのも何年かぶりだったし、コオロギがひざに乗ってきたこともありました(びっくりしたけど。)

1日かけて収穫されたソーヴィニヨンブランは、翌朝、機械できれいに枝を取り除かれ(人間が取るよりずっときれいに取れるのに感心)、圧搾され、貴重な果汁がタンクに収められました。

このワイナリーの醸造所は今年できたばかりで、今回が自社で醸造する初めてのワインです。
ワイナリーを訪れ、その土地の風土を体感してから飲むワインは、味わいが一層深まるものです。ましてや今年のワイン造りにほんの少しでも関わらせていただいた体験は、そのワインの味とともに鮮明に記憶に残ることでしょう。

2010年ヴィンテージ、待ち遠しいです。

2010年8月20日金曜日

外国人から見た京都

原美術館で「ウィリアム・エグルストン: パリ-京都」展を見ました。
タイトルにあるパリと京都は、いずれもそう言われないと、また言われてもわからない、都市の片りんをコラージュしたような写真がほとんどです。

特に京都は期待を裏切られました。いい意味で。
寺社仏閣、石畳、舞妓さんといった典型的な「日本の美」はなく、古ぼけた昭和レトロの看板や、張り紙、現代の若者・・・。日本人からすると「別に京都じゃなくてもいいんじゃない?」と思うような、雑多な日常の一コマ。
エグルストンのパーソナルな視点で切り取られた風景が、新鮮でもありました。

そこで改めて思ったのは、外国人から見た京都はこうに違いないと決めてかかるマインドセットが、ひいては、日本人が海外に自国を紹介する時に陥りがちなステレオタイプにつながっているのだということ。

伝統文化を紹介するのは大切なことです。しかし日本人の目から見てもかっこ良くないいい加減な方法だったら、やらないほうがいいです。
最近も、海外に舞妓さんを出張させ、ナイトクラブのひどい照明の下で舞を披露させて、日本っていいでしょ?とアピールするイベントを実際に目にしました。暗くて舞妓さんも着物もきれいに見えないし、みんなお酒飲んでるからまともに見てないし、そもそも売り込む側に、KYOTO=舞妓さん、という程度の発想しかないのか!と頭を抱え、いたたまれなくてさっさと帰りました。

相手に媚びることなく、日本をその伝統も含め、自分の視点で自信を持って紹介できるようでいなくてはと思います。

2010年8月10日火曜日

北斎、買いました

日本橋のギャラリーで葛飾北斎の版画を買いました。
といっても、ポストカードサイズの小さなものです。
でも、江戸時代に作成された正真正銘のオリジナル。

北斎と言えば、冨嶽三十六景色や北斎漫画などを思い浮かべますが、季節感ある日常的なモチーフを描いた小作品もたくさん残しているのです。

私が買ったのはカワセミの絵。
ふさふさした羽の感じが手で包み込みたくなるくらいリアルで、ひとめぼれしました。

非常に手が届きやすい価格ということもあり、このサイズの作品は4月の東京アートフェアでも飛ぶように売れたそうです。

小さくても、その時代の本物を手元において鑑賞できる幸せ。

2010年8月5日木曜日

オルセー美術館展とマン・レイ展

夏休みシーズンに入る前に見なくてはと思っていたのに、結局今日になってしまったオルセー美術館展。
今日の東京の予想最高気温は35度。ひょっとして、一番暑い時間帯なら少しはすいてるかも?という期待を胸に行くと、午後1時半、30分待ち。うーん、これはマシなほうと思うべきか・・・・。

今回のオルセー展は言うまでもなく、パリの本家が改装中だからこそ実現した空前絶後のラインアップ。しかし予想通りの混雑に、私の頭はいつもの「下見モード」になってしまいました。

日本で開催される話題の企画展では、人混み疲れしてしまい、アート鑑賞モードになかなか入れません。そんな時は次回の旅の下見と割り切り、「この展示が終わったら、パリのオルセーに行ってじっくり鑑賞しよう」と、思うことにしています。本家に行っても、同じラインナップが常にすべて展示されているとは限りませんが、鑑賞環境は格段に良くなりますから。

それにしても、いつも感心するのは、常にすべての絵を最前列で見るまで並んで待ち、且つ、音声ガイドを忠実に聞きながら鑑賞する人たち。私はあの混雑の中、あんなに満遍なく忍耐強く鑑賞できません。

さて、オルセー展の出口のショップは素通りし、同じ国立新美術館内で開催中のマン・レイ展へ。

こちらは快適にじっくり鑑賞できました。マン・レイの作品をまとめて見る機会は最近なかったので、改めて彼の優れた美的センス、作品の幅に興味を惹かれる展示でした。意外にも大規模な展示で、オルセー展が115点なのに対し、マン・レイ展は400点。見応え十分です。デザイン性のある作品はショップのグッズもぴったりで、展示の延長で見て楽しめます。

でも、やっぱりオルセー美術館展は見ておいたほうがいいと思うので、まだの方は混雑覚悟でお早めに。
どうせ行くなら、マン・レイ展も是非。

2010年7月30日金曜日

アラビアン・ナイト

何もない砂漠の真ん中に、突如豪華なテントが用意され、夜空の星を独り占め(二人占め)しながら過ごす一夜。

勿論、バスルーム付きです。

これはプロポーズにもかなり効きます。

2010年7月19日月曜日

ハワイ島で人気なもの


今年のハワイ島では、カイトサーフィンが人気です。

去年の夏までは見かけませんでしたが、ビーチにいると次々にカイトとボードを持った人々がやってきます。

こちらのカイトサーファーは、見る限り40~50代以上が多い様子。

美しいカイトを華麗に操り水上を滑る、大人のマリンスポーツですね。

2010年7月2日金曜日

ちょっと遠くまで読書しに行くなら

タイでの騒動がひと段落した後も、なんとなくタイ行きをためらっている人は多いかもしれません。でもタイのビーチでは、これまでとはちょっと違うコンセプトのラグジュアリーリゾートが次々に誕生しており、見逃せない感じがしています。

そのうちの一つが、サムイ島チャウエンビーチの「The Library」。オープンは約4年前ですが、その雰囲気は今でも他のホテルと一線を画しています。他のホテルでよく見られる尖った屋根のタイ風建築ではなく、The Libraryの建物は白を基調とした直線的でシンプルなデザイン。

ここのオーナー兼創業者はサムイ島ローカル。外資系のホテルチェーンが席巻していたサムイ島において、地元のヤングジェネレーションを代表して、これまでとは違うリゾートを作ろうと思い立ったそう。

「幸せは複雑なものじゃない」という理念のもと、ゲストが本を読みながらゆっくり滞在を楽しめるリゾートを理想形としています。

26室の客室は広さが67㎡からで、天井高も3m以上。全室にiMacのPCが備わり、インターネット無料。持参した本を読み終わってしまっても、3000冊の蔵書を誇るライブラリーもあるので、心配無用です。

もう一つユニークなのは、赤いインフィニティプール。プールは青、と相場が決まってますが、それを裏切ってくれる斬新さ。    

ミニマムな外見と、快適なアメニティ、そしてパーソナライズドサービス。
一日読書に没頭するのも、贅沢な旅の時間です。