2011年8月27日土曜日

ART TAIPEI 2011

開催中のART TAIPEIを見に、台北に来ました。

会場は老若男女、地元の幅広い客層で賑わっています。
特に、ほぼ全てがコンテンポラリーアートの展示であるにも関わらず、「老」の比率がかなり高いと思います。

入場者のうち10代から20代の若い層の傾向は、みな作品の写真を熱心に撮っていること。
それも携帯でついでにって感じじゃなく、一眼レフ持参で真剣に撮りに来てる人が多いのです。
北京でも同じような光景を見ましたが、写真の練習?
アート作品の写真は、アート作品と言えるんだろうか?と、「レディ・メイド」を思いながら自問。でも写真撮影におおらかなのは、いいことです。

これは全く個人の印象論ですが、台湾アートは、中国本土よりもちょっと肩の力が抜けているような、東京よりもバイオレンスさが少ないような。楽しく廻ったアートフェアでした。

2011年7月27日水曜日

Honuと泳ぐ海

ハワイ島の海でHonu(ウミガメ)に出会うのは日常茶飯事ですが、それでもやはり、甲羅干しをしているカメを見れば、思わず足を止めてしまいます。
潮が低くなる時間帯に、波にまかせて打ち寄せられるように岩場に上がってくる姿をよく見かけます。照りつける太陽の下、存分に甲羅を乾かすカメを見ていると、「甲羅干し」って、カメのための言葉だったんだと再認識(当たり前ですが)。

泳いでいると、気づくとカメが隣に。
そんな時は距離を保ちながら、カメのゆっくりした動きに合わせて、しばし一緒に泳ぎます。
ちょっと無心になれる瞬間。

2011年6月24日金曜日

イスラム美術博物館

クアラルンプールのイスラム美術博物館。静かで、美しいミュージアムです。

中庭やロビーにもイスラムの美が凝縮されており、宗教を越え、繊細で卓越した様式美に心を奪われます。

訪問者が最初に足を踏み入れる建築ギャラリーでは、模型でありながら荘厳な存在感を持つイスラム建築のミニチュアにしばし釘付け。テキスタイルギャラリーは、モード美術館のようでした。

外の暑さと雑踏から隔絶された空間。クアラルンプールに行く度に訪れたいです。

(マレーシア観光局のウェブサイトには「月曜休館」とありましたが、2011年6月現在、月曜日もオープンしてました。博物館のオフィシャルサイトで確認してから出かけることをお勧めします。http://www.iamm.org.my/i_ex/)

2011年6月17日金曜日

笑う門には

今週、上海のHyatt on the Bundでのパーティに出席しました。
アトリウムをロビーから螺旋階段で下りていくゲストを迎えるのは、バーカウンターの後ろの壁一面に描かれたマルチプル笑顔。
岳敏君(ユエ・ミンジュン)のアートのレプリカです。

つられて笑わずにはいられない迫力。
パーティを明るくするパワーアートですね。

2011年5月8日日曜日

798

すでにメジャー観光地となった北京の798アート地区。
中国や海外の一流ギャラリーが軒を連ね、欧米からの観光客も目立ちます。
アートによる再開発、アートの観光資源化という点でも成功していると言えるでしょう。

かつて工場だったレンガ造りの建物群は、当時の煙突やレトロな雰囲気を残したまま、アートギャラリー、ブティック、カフェに転身。ギャラリー兼ブティックのような形態の店も多く、洋服や小物は、むしろ北京中心地よりお洒落な感じです。

各ギャラリーは、天井が高くスペースが広い体育館のような建物の特徴を生かし、上手に作品を展示しています。壁のところどころに「中国共産党万歳」など工場時代のスローガンがそのまま残っているのも面白いし。

ギャラリーよりも美術館と呼んだほうがしっくりくるような、レベルの高い企画展も多く見ました。特に印象に残ったのはPace Beijingのダイアン・フォン・ファステンバーグの"Journey of a Dress"展。ガラスのファサードを入るとカラフルなドレスの数々に迎えられ、その奥に彼女の40年のデザインの軌跡が展開されています。美しい展示でした。

ちなみに日本と勝手が違い、798の懇切丁寧な「フロアマップ」は存在しません。時間が限られているなら、お目当てのギャラリーの位置だけでも事前に確認していくのがベターです。

2011年4月28日木曜日

北京のアートフェア

4月21日から北京で開催されたCIGE 2011(China International Gallery Exposition)を見てきました。
コンテンポラリーアートが中心で、北京の大手ギャラリーの大部分が出展しています。
7月に延期されてしまったアートフェア東京の北京版みたいな感じです。

平日だったので会場内は美術学校の学生らしき層が多く、一様に作品の写真を撮りまくっていました。

会場中央の特別展示コーナーには、つい最近、中国人アーティストとしては最高額の1000万ドルで作品が落札されて話題になったジャン・シャオガン、ポリティカルポップのワン・グァンイー、スキンヘッドのマルチプル自画像のファン・リジュンなど、代表的なアーティストの作品が並んでいます。

中国政府がバックについているためか過激な作品はなく、各ギャラリーがフィーチャーする作品も、全体的に「中国っぽさ」を全面に出したものが目につきました。でもそれは見る側も期待している要素でもあり、商業的な狙いも中国アートのパワーの一つ。ツボを押さえてます。楽しく、ポジティブに鑑賞しました。

2011年3月29日火曜日

フレンチ・ウィンドウ

開幕が延期されていた森美術館の「フレンチ・ウィンドウ展」が、3月26日から始まりました。
フランスの現代アートの展示です。

震災以来、高層ビルに上るのはあまり積極的になれなかったのですが、上った甲斐は十分ありました。特に、マルセル・デュシャンの作品をモチーフにしたマチュー・メルシエの作品を見たときは、ここぞこの作品のための展示スペース!と、心の中で喝采。
ここでは説明しませんが、是非、晴れた日に行ってください。
私は午前中の光が美しいと思います。